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ご祭神

六郷神社は、応神天皇(誉陀和気命-ほんだわけのみこと-)をおまつりする八幡様です。
八幡様は、わが国でもっとも多くまつられている神社で、その数は全国で4万社を超えるといわれております。

ご祭神総本社ともいうべきお宮は、九州の宇佐八幡宮で、奈良時代には早くも皇室の厚い信仰を得ていました。
その後、京都の石清水八幡宮、鎌倉の鶴岡八幡宮が建てられましたが、 六郷神社は今から950年余の昔、石清水八幡宮の分霊をおまつりした神社です。

一般に八幡様の御祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、 比売大神(ひめおおかみ)の三柱の神様で、 六郷神社でも昔はこの三神をおまつりしておりました。 しかし、あるときの曳船祭で、一座の神輿が上総(かずさ)の国に流されてしまい、もう一座の神輿はことのほかの荒神で、しばしば祟りを受けたので土中に埋めてしまった、と江戸時代の本に書かれております。

※ 曳船祭
関東三大船祭りの一つといわれた六郷神社の曳船祭は、江戸時代から六郷川にくりひろげられた、じつに勇壮華麗な一大パレードでした。
かつて、羽田、大師河原が氏子であった関係上、宮神輿を御座船に乗せ、四艘の足船が長さ150尺の大綱で曳きます。その後から各町会の迎え船と送り船が、囃子の音も勇ましくのぼり旗を風になびかせて無数の観覧船と共に川を下っていきました。

※ 上総の国
東海道の一国。現在の千葉県の中部にあたります。大化の改新で総(ふさ)国が上総、下総に分かれました。

本殿現在の御本殿は、享保4年(1719)に建てられたものですが、 三柱の神様をおまつりする建築様式になっていますので、応神天皇一柱をおまつりするようになったのは、それ以後のことではないか、と思われます。

八幡様は、源氏が氏神にしてから武神として有名になりましたが、 古代、大陸文化をとりいれてわが国発展の基礎を築かれた偉大な文化の神、殖産の神でもあります。

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